TOKYO, Sep 8, 2022 - (JCN Newswire) - 日本電気株式会社(以下 NEC、注1)とエンドツーエンドのクラウドネイティブなネットワークソフトウエアを提供するMavenir Systems, Inc. (以下 マベニア、注2)は、フランスの通信事業者であるOrange SA(以下 オレンジ、注3)の5Gスタンドアローン(SA、注4)検証ネットワークにOpen RANを構築しました。
今回の実証では、オレンジの検証ネットワークを構成するクラウド基盤にマベニアのOpen vRAN(注5)ソフトウェアを導入し、NECのMassive MIMO(mMIMO、注6)アクティブアンテナユニット(AAU)を搭載した基地局装置の無線機(RU、注7)を使用して、大容量通信かつ幅広いカバレッジを実現できることを確認しました。本RUは、仮想化親局(vDU、注8)など他の機器と「O-RAN Alliance」により策定されたオープンインターフェースで接続されており、マルチベンダーの機器を用いたOpen RAN構築を簡素化しています。なお本実証は、パリ近郊のシャティヨンの研究施設「Orange Gardens」内に構築された、完全に自動化されたクラウドベースの5G SA検証ネットワークで実施しました。
本件に関する各社のコメントは以下のとおりです。
本実証はオレンジにとってOpen RANの展開に向けた大きなステップであり、パートナーとのマルチベンダーOpen RANソリューションの開発を推進するコミットメントを示す取り組みの一環です。今後は本環境を、世界中のパートナーに開放されているオレンジの「Open RAN Integration Center」とも連携させることで、ヨーロッパにおけるOpen RANエコシステムの発展を加速していきます。
Orange, SVP, Radio Access Networks and Microwaves, Arnaud Vamparys
5G SAネットワークへのmMIMO 技術の導入は、Open RANの発展と、仮想化ネットワークからクラウドネットワークへの移行において重要なマイルストーンとなります。マルチベンダー、クラウドネイティブ、そして業界標準の可能性を実証するオレンジやNECなどとの継続的な協業を非常に誇りに思っています。
Mavenir, Executive Chairman, Hubert de Pesquidoux
ヨーロッパを代表する通信事業者であるオレンジのOpen RANへのmMIMO技術の導入は、Open RAN発展に向けたマイルストーンの一つであり、マルチベンダー間での緊密な連携が必要でした。こうしたパートナーとのシナジーは、完全にオープンなマルチベンダーエコシステムによるOpen RANの実現に必須です。オレンジは今回の実証により、先進的な通信事業者としてOpen RAN mMIMO の可能性を示しました。モバイル通信業界にとって今こそが、業界をリードする通信事業者に倣ってOpen RANにシフトしていく最適なタイミングであると考えています。
NEC 5G戦略&事業統括部長 松田尚久
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
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概要:日本電気株式会社(NEC)
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