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NEC、IoTシステムのエッジコンピュータ用途に適した小型ファクトリコンピュータ「ファンレスボックスタイプ」を発売


TOKYO, Dec 9, 2020 - (JCN Newswire) - NECは、ファクトリコンピュータ「FC98-NXシリーズ」の新たなカテゴリーとして、過酷な現場環境での利用を可能とし、無線通信に対応した「ファンレスボックスタイプ」新製品2機種を本日より販売開始します。本製品は、製造・物流・交通・農業など様々なお客様のIoTシステムのエッジコンピュータ用途として、今後5年間で20,000台の提供を目指します。

NECのファクトリコンピュータは、24時間連続稼働に向けた信頼性と長期供給・長期保守により、長年にわたって社会インフラ・工場・物流施設における機器の運用管理を支えてきました。近年はIoTデバイスの普及にともない、エッジコンピュータとしての役割が重視されており、様々な設置環境への適応や、無線通信への対応によるデータ収集・処理の容易化が求められています。

新製品は、ファンレス設計とすることで粉塵の侵入を抑制、さらに従来製品と比較して体積を約1/2まで小型化することにより(注1)、過酷な現場環境などでの利用に対応します。また、無線通信モジュールをオプションで用意し(注2)、様々なIoTシステムのデバイスとの無線接続による遠隔監視・制御が可能です。これらにより、設備機器への組込用途に加えて、エッジコンピュータ用途として現場の運用管理の効率化に貢献します。

新製品の特長

1. ファンレスによる防塵性と小型化、無線通信へ対応
新製品はファンレス設計の採用により防塵性を有し、無線通信にも対応する小型筐体です。防塵性についてはIP5x(防塵性能規格)に準拠し、製造・交通・物流現場や農業の圃場などでの利用も可能となります。またNECのファクトリコンピュータシリーズで最小サイズの「省スペースタイプ」と比較して体積を約1/2まで小型化しています。

さらにオプションで無線LAN、3G/LTE、920MHz帯特定小電力無線の3種の無線通信モジュールを選択でき、お客様の現場環境に合わせて搭載可能です。これにより、設備の稼働状況や温度・湿度などの環境を遠隔監視できるほか、複数の設備・センサ・IoTデバイスから収集したデータを一時処理し、必要な情報だけを転送することにより、システムの負荷を低減し、リアルタイムな処理が可能です。

2. 高負荷処理への対応と、柔軟な拡張性を両立
搭載するCPUには、Intel(R) Celeron(R)プロセッサーに加えて、より高性能なIntel(R) Core(TM) i3プロセッサーを選択可能です。画像をはじめとする大容量データの転送などの高負荷な処理にも対応し、IoTシステムのエッジコンピュータ用途に適した製品となります。また、拡張スロット(PCI-e×16 1スロット)を装備し、増設LANボード、I/0拡張ボードもオプションとして用意しており、周辺機器や設備との連携が可能です。なお、海外でもご利用いただくお客様向けに、海外認証モデルも提供予定です(注3)。

本製品は既存のファクトリコンピュータシリーズと同様に、長期供給・長期保守(5年供給・7年保守)のサービスを提供するとともに、高信頼設計(長期供給部材の選定など)により24時間連続稼働を可能とし、お客様システムの長期安定運用に寄与します。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://jpn.nec.com/press/202012/20201209_01.html

概要:日本電気株式会社(NEC)

詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。


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