本プロジェクトは、当社と発電機3基および制御装置の供給を担当する三菱電機株式会社がJV(共同企業体)を組成し、EPC(設計・調達・建設)取りまとめを請け負う方式で実施。当社は、ガスタービン3基および関連機器一式を高砂工場(兵庫県高砂市)、蒸気タービン3基を日立工場(茨城県日立市)、排熱回収ボイラーおよび排煙脱硝装置を呉工場(広島県呉市)が製作し、総力を挙げてプロジェクト推進を手掛けます。
今回採用されたJAC形ガスタービン(注)は、強制空冷燃焼器システムを装備。燃焼器車室から抽出した空気を外部クーラーで冷却し、強制冷却空気圧縮機で昇圧した後、燃焼器の冷却に用いた後再び車室に戻す仕組みです。これにより冷却構造を最適化。さらに超厚膜化遮熱コーティング等のタービン翼冷却技術の高度化や高圧力比圧縮機を採用しています。また、蒸気冷却方式に比べて起動時間を短縮でき、運用性改善につながります。
MHPSは、今回の受注を弾みに、国内外でJAC形を含めたJ形ガスタービンを中核とする次世代GTCC発電設備の普及に一層力を注ぎ、世界の経済発展に不可欠な電力の安定供給に寄与するとともに、エネルギーの脱・低炭素化を促進し、地球環境の保全に貢献していきます。
概要:三菱重工業株式会社
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