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第17回IASLC世界肺がん学会議の2016年12月6日の研究発表サマリー


VIENNA, AUSTRIA, Dec 8, 2016 - (JCN Newswire) - 第17回IASLC世界肺がん学会議 (WCLC)の本日の記者会見では、積極的な予防を中心に取り上げ、研究者からは薬剤の治験で、肺がん患者の病気の進行リスク低下が見られたとの結果報告がありました。AURA3の治験の記事全文など、各トピックのアブストラクトとニュースリリース全文は、本日刊行のNew England Journal of Medicineに掲載されています。詳しくは、IASLCメディア担当者のChris Martin ( cmartin@davidjamesgroup.com )までお問い合わせください。

記者会見の録画は http://wclc2016.iaslc.org/live-stream/ をご覧ください。

AURA3の治験の結果、オシメルチニブにより非小細胞肺がん患者の進行リスクが70%減ることが示されました。

AURA3知見に登録されてオシメルチニブを投与された患者は、対照群に登録されて化学療法のみを受けた患者と比べて、病気の進行が70%減りました。研究結果は、第17回IASLC WCLCで、米国ヒューストンのMD Anderson Cancer CenterのVassiliki Papadimitrakopoulou博士によりプレゼンテーションされ、New England Journal of Medicineにも掲載されました。ニュースリリース全文はここ( http://bit.ly/2h5jqkX )をクリックしてください。

中国の研究者は、脳転移した非小細胞肺がん患者への全脳照射に比べ、イコチニブの方が副作用が少ないため、無増悪生存期間が延びると実証しました。

肺がんが脳に転移した患者の余命は通常6か月以下ですが、本日発表された研究では、イコチニブの投与によってこのような患者の余命が、全脳照射と化学療法を受けた患者より延びることが示されました。この研究は、中国の広東省人民医院/広東省医学科学院の広東省肺癌研究所のYi-long Wu氏によって発表されました。ニュースリリース全文はここ( http://bit.ly/2h5qfTl )をクリックしてください。

ASCEND-4の治験結果では、初回にセリチニブを投与された患者の進行リスクが、化学療法に比べて45%低下したことが示されました。

ブラジルのInstituto do Cancer do Estado de Sao PauloのGilberto De Castro Jr.博士によれば、初回にセリチニブを投与された患者では、化学療法を受けた対照群と比べて、進行性(ALK+)の非小細胞肺がんの進行リスクが45%低下しました。ニュースリリース全文はここ( http://bit.ly/2h84x1u )をクリックしてください。

肺がんの臨床治療法をまとめた新しい肺がん病期分類マニュアル

非小細胞肺がん患者70,000人以上と、小細胞肺がん患者6,100人に基づいて改訂されたがん分類が、腫瘍・リンパ節・転移(TNM)分類第8版として、全世界の肺がん専門医にご利用いただけるようになりました。新版は国際対がん連合(UICC)、 AJCC (American Joint Committee on Cancer)、および肺癌研究のための国際協会(IASLC)から、それぞれの病期分類マニュアルとして刊行されます。スペインのテラサのHospital Universitari Mutua TerrrassaのRamon Rami-Porta博士によれば、新版では、肺がんの解剖学的範囲の分類が改善されています。新しい病期分類マニュアルについて詳しくはここ( http://bit.ly/2hmauqs )をクリックしてください。

1998年にIASLCは、肺がん症例と解剖学的分類の重要な国際データベースの収集施策、肺がん病期分類プロジェクトを開設しました。IASLCは、腫瘍の大きさ、リンパ節転移、転移状況などの大量のデータを収集して公開し、国際対がん連合(UICC)とAJCC (American Joint Committee on Cancer)に提示して評価を求めました。IASLC病期分類プロジェクト以前に、肺がんの病期分類のために収集されていたデータは、ほとんど米国内だけの、もっと小さな患者集団から得ていました。

WCLCについて

WCLCは、肺がんなどの胸部悪性腫瘍関連では世界最大の会議で、100か国以上から6,000人以上の研究者、医師、スペシャリストなどが参加します。この会議の目的は、肺がんに関する意識を向上し、コラボレーションや理解を促進し、参加者の皆様が全世界の最新研究の成果を取り入れやすくすることです。今回の学会は「肺がん撲滅のために団結を」というテーマの下、幅広い分野を取り扱い、いくつかの研究と知見の結果を発表します。詳しくは http://wclc2016.iaslc.org/ をご覧ください。

IASLCについて

肺癌研究のための国際協会(IASLC)は、肺がん研究を専門とする唯一のグローバル団体です。協会の設立は1974年で、会員には100か国以上5,000人以上の肺がん専門家がいます。詳しくは www.iaslc.org をご覧ください。

お問い合わせ先:
Jenny Jaacks
JJaacks@DavidJamesGroup.com




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