東京, 2025年7月31日 - (JCN Newswire) - 三菱重工業は7月17日、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の参加要請に基づき、陸上自衛隊朝霞駐屯地(東京都練馬区など)で実施された、首都直下地震発生時の対処能力向上を目的とする実動訓練に参加しました。この訓練は、陸上自衛隊東部方面隊が自治体などと連携して実施。当社は、民間機セグメントが開発中の中型マルチコプター型無人機(以下、中型無人機)および防衛・宇宙セグメントが開発中のVTOL(垂直離着陸)型無人機を活用して、孤立する被災者に救援物資を輸送する訓練を行いました。
中型無人機は、災害時の救援物資輸送や、離島・山間部への物流支援、送電鉄塔工事における資材運搬などの多様な用途を想定し開発しています。また、離陸・巡航時における耐風機能を高める物資の抱え込み機能、目的地で着陸することなくホバリング(停止飛行)状態からウィンチで物資を下ろす自動荷下ろし機能を有しています。今回の訓練では、救援物資の積載実証および飛行実証を行いました。今後は、衛星通信機能の搭載、ハイブリッド化(注)による航続距離の延長といった機能向上を進めていきます。
VTOL型無人機は、離島や航行中の船舶へ救援物資を迅速に届けることを想定し開発しています。1,000kmもの長距離を高速で飛行し、滑走路のない場所でも離着陸が可能です。今回の訓練では、VTOL型無人機の機動性と垂直離着陸能力を生かし、被災地に迅速に医薬品を届ける輸送実証を行いました。
三菱重工は引き続き民間・防衛用途の両方を考慮したデュアルユースの無人機開発を推進し、その活用を通して、さまざまな社会的課題の解決に取り組んでいきます。
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。詳しくは: 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp
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