ユーグレナ<2931>:978円(-93円)
大幅続落。前日に、海外募集による新株式の発行を発表している。発行株式は2100万株、発行価格は4月19日から21日までの間に決定する。手取概算額は約129億円で、資金使途は主にキューサイの全株式を保有するQ-Partnersへの出資比率を49%まで引き上げるためのコールオプション行使資金としている。新株は発行済み株式数の22%の水準となるなど、株式価値の希薄化を警戒視する動きが優勢に。


ウエルシアHD<3141>:3645円(-225円)
大幅続落。前日に21年2月期の決算を発表、営業利益は430億円で前期比13.7%増となり、従来会社計画線上での着地となっている。期末配当金は従来計画の13.5円から15円に引き上げ。ただ、営業利益は実績値が市場予想を10億円程度下振れており、22年2月期予想の443億円、同3.1%増計画も、470億円程度のコンセンサスを下振れている。やや保守的な計画とはみられるものの、ネガティブな反応が先行する形になっている。


シルバーライフ<9262>:2447円(+167円)
大幅続伸。いちよし証券ではレーティングを「A」、フェアバリューを3500円として新規にカバレッジを開始。高齢者向け配食サービスの長期的な成長が予想される環境下、コスト競争力を強みとした中長期の潜在成長力を評価している。先行投資の影響で利益は一時的に停滞する可能性があるとしつつも、21年7月期営業利益は前期比ほぼ横ばいの9.2億円、会社計画6.5億円を上回ると予想。22年7月期は2ケタ増益、23年7月期は3割超の増益を予想。


カネカ<4118>:4690円(+190円)
続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「アンダーウェイト」から「オーバーウェイト」に一気に2段階格上げ、目標株価も2460円から5600円にまで引き上げている。22年3月期営業利益は360億円で前期比41.2%増益を予想、330億円程度のコンセンサスを上回るとみている。また、ESGやSDGsの観点から100%植物由来の生分解性ポリマー PHBH「 Green Planet」に注目、営業利益率20%超が実現可能とみている。


日立金<5486>:1896円(+83円)
大幅反発。日立製作所が同社を米投資ファンドのベインキャピタルと国内系ファンドの日本産業パートナーズなどの日米ファンド連合に売却する方針を固めたと報じられている。売却額は8000億円を超える見通しとされている。直近の報道などから売却自体は想定線とみられるが、3月の報道では買収総額は7000億円超の水準と伝わっていたこと。今回の報道を受け再度、買収プレミアムを期待する動きが優勢になっているようだ。


ラクオリア創薬<4579>:1032円(-11円)
大幅に5日続落。米国で審査中だった選択的ナトリウムチャネル遮断薬の物質特許について、特許査定の連絡を受けたと発表している。同遮断薬は副作用の少ない画期的新薬として様々な疼痛状態に対する未充足の医療ニーズに応えることが期待されているという。ただ、同社株は3月25日に直近高値(1222円)を付けた後は買い一服感から軟調に推移しており、買い先行後は材料出尽くしと見た向きの売りに押されているようだ。


シキノハイテック<6614>:1783円(+112円)
大幅に続伸。新たな取引材料は出ていないが、直近の新規株式公開(IPO)銘柄を物色する流れに乗って買いが集まっている。同社は3月24日の上場後、一時2134円まで上昇してから4月6日に1550円まで急落しており、押し目買いの好機と受け止められている。また、半導体の後工程を主とした検査装置を提供しているため、半導体需要を追い風に先行きの成長が期待できるとの見方も買い意欲につながっているようだ。


買取王国<3181>:687円(+57円)
年初来高値。21年2月期の営業利益を従来予想の1.13億円から1.25億円(前期実績1.08億円)に上方修正している。新型コロナウイルスの影響で主要商材ファッションが不調となり、売上高は従来予想の50.75億円から48.93億円(同48.93億円)に引き下げたが、店舗運営費用などが想定を下回ったことから利益は拡大する見通し。また、未定としていた期末配当を6.00円に決定し、前期末実績(5.00円)から増額している。 <ST>

情報提供元 : FISCO
記事名:「 注目銘柄ダイジェスト(前場):買取王国、ユーグレナ、シルバーライフなど 」