株式会社No.1のグループ会社である株式会社No.1デジタルソリューション(以下、NDS)は、2024年7月12日よりオープンソースソフトウェア(OSS)による仮想化基盤をワンストップで提供する「デジテラス VMサービス」の提供を開始する。
NDSが「デジテラス VMサービス」の提供を開始
昨年、サーバー仮想化市場でシェア率の高い企業の買収などがあり、既存サービスの内容や費用が変わるなど、ユーザーに大きな影響を与えている。
このような背景から、サービス利用の見直しを検討する企業などからの相談が増加傾向にあるそうだ。
そのためNDSでは、特定のベンダーやテクノロジーに依存し過ぎないオープンな仮想化基盤を提供することを目指し、OSSによる仮想化基盤をワンストップで提供するサービスを開発した。
NDSは、仮想化基盤の構築・移行・運用の実績豊富なエンジニアが在籍しており、顧客の要望に応える技術力を十分に保持している点が強み。
また、日本オラクル株式会社のパートナー企業としてフルマネージドクラウドサービス「デジテラス」を提供し、大手企業の仮想化基盤の構築から運用・保守を実施。
これらの強みは、今回提供を開始した「デジテラス VMサービス」においても十分に発揮出来るものと期待しているとコメントしている。
本サービスはOCI(Oracle Cloud Infrastructure)を利用し、専用の物理サーバーを構築。
ISMAP(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度)のクラウドサービスリストに登録済みのクラウドサービスをベースとしたセキュリティを有している点が特徴だ。
インターネットを介さない、専用回線による閉域接続もオプションで可能となっているが、仮想化基盤はIPAが推進するオープンソースソフトウェアを採用することで、低コスト化を実現。
最短1週間での導入も可能など、クラウドならではの俊敏性も魅力だ。
仮想化基盤ワンストップ提供による企業のDX化を支援
NDSでは既存顧客(株式会社No.1、株式会社ハイパー顧客を含む)に仮想化サービス利用におけるコスト上昇に関するヒアリングを実施。
大幅なコスト上昇が見込まれる顧客に対し「デジテラス VMサービス」を使用する場合のコストを提示したうえで、最適な仮想化サービスを提案。OCIの既存ユーザーに対しても、価格高騰の課題解決案としてこのサービスの提案が可能だ。
また、仮想化サービス利用にかかる費用のコストダウンを検討している企業に対しても「デジテラス VMサービス」を案内し、新規顧客開拓を実施すると説明しているNDS。
総務省の令和5年通信利用動向調査によると、クラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は77.7%。
そしてクラウドサービス利用の理由に「場所、機器を選ばずに利用できる(49.5%)」「資産、保守体制を社内に持つ必要がない(43.9%)」という回答が多く選択されており、クラウドサービスのメリットを享受している企業が多いことが伺える。
このようなメリットから、今後もオンプレミスからクラウドへと移行する企業が増加し、仮想化基盤のニーズが加速することが見込まれ、安全かつ快適に低コストで利用できる仮想化基盤が求められることは明らかだ。
株式会社No.1グループではNDSの「デジテラスVMサービス」等の多様なDXの取り組みにより、仮想化基盤をワンストップで提供し、企業のDXを支援していくと今後の展望を語った。
NDSの本サービスについて興味がある方は、NDSの企業HPなどを参照し、問い合わせてみて欲しい。
NDS:https://www.no1digitalsolution.jp/