SBSグループは、ECプラットフォームサービス「EC物流お任せくん」において、顧客のOMO(オンラインとオフライン販売の連携)に関する課題を解決し在庫管理を最適化することを目的に、フューチャーアーキテクト株式会社が提供するクラウド型在庫情報共有システム「OmnibusCore(オムニバスコア)」とシステム標準連携することを決定した。
「EC物流お任せくん」クラウド型在庫情報共有システムと連携した新サービスを提供決定
急成長するEC市場において、EC事業者は競争激化・物量波動・在庫最適化・配送コスト増・人手不足など数多くの経営課題に直面している。
SBSグループはこれらの課題を解決しEC市場の一層の成長に貢献すべく、3PL事業で培った倉庫管理や配送ノウハウ、さらにLogistics Technology(以下、LT)を駆使した物流DXを組み合わせ、業界別に最適化されたプラットフォーム「EC物流お任せくん」を2022年12月に発表し、EC物流事業への取り組みを加速。
今回「EC物流お任せくん」とのシステム連携が決定した「OmnibusCore」は、販売に必要なデータ連携先を繋げ、アパレル企業を中心としたオムニチャネル(あらゆる販路の統合)戦略を支援するプラットフォームサービスだ。
業界別に最適化されたプラットフォーム戦略のなかでも、主にアパレルなどの業界ではOMOに関する課題への対応が必須と考え、今回のシステム連携に至ったと説明。
「あらゆるチャネル・場所の在庫をあらゆる受取・配送形態で販売することで、販売機会損失を無くし機会の創出を行う」という同社のサービスに対し、SBSグループの物流サービスが連携することで、複雑化しがちなアパレル業界のIT構成をよりシンプルにし、OMOを一層加速させることが可能となっている。
本システム連携の具体的なメリット
1:店舗・オンライン・倉庫の枠組みをなくす
店舗・オンライン在庫も倉庫の1つとして管理していく考え方に基づき、在庫の最適化とIT構成を考えていく
2:在庫のリアルタイム一元管理とデマンドシステム
最も在庫量の多い、物流倉庫の在庫変動をより早く各販売在庫に反映することで、機会ロスを低減していく(従来の店舗在庫配分や、基幹システムを上位概念に固定した在庫反映を変える)
3:合理的で、サービスレベルが高い共通インフラを活用した在庫デリバリーと循環
モール配送拠点への迅速な納品、配送方法のバリエーション、店舗受け取り、返品/回収の仕組み等、アパレル向けの店舗立地(ファッションビル、商業エリア)や点を結ぶデリバリーの異業種/同業種共配化により、あらゆるチャネルに対して最安のモードを選択させる
SBSグループが提供する「EC物流お任せくん」とクラウド型在庫情報共有システム「OmnibusCore(オムニバスコア)」と連携した新サービスは、2024年2月より提供を予定している。
また、今回のサービスは追加オプション等を必要としない標準連携機能となり、「OmnibusCore」の利用料に変動はないと説明。
今後の続報に期待しよう。
公式サイト:https://ec.sbs-group.co.jp/