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スマホの電波が届かない場所がなくなる!?2026年商用化へ!


NTTドコモとSpace Compassは、ケニアのライキピアカウンティで成層圏から地上のスマートフォンに信号を送信する高高度プラットフォームシステム(HAPS)を使ったデータ通信の実証実験に成功しました。20kmの高度から地上にLTE信号を送り、スマートフォンで4.66Mbps以上の通信スループットが達成されました。これは、HAPSを介して広範なネットワークカバレッジを提供できることを示します。この技術は、特に過疎地域での通信に革命をもたらすと期待されています。HAPSには無人航空機「Zephyr」が使用され、商用化は2026年を目指しています。これにより、Beyond 5G時代に向けた新たな通信インフラの発展が期待されています。

NTTドコモとSpace Compassは、ケニアのライキピアカウンティにおいて、成層圏での高高度プラットフォームシステム(HAPS)を利用した画期的なデータ通信の実証実験に成功しました。この実験では、約20kmの高度から地上のスマートフォンに対し、LTEを介して信号を送信する新たな技術が採用されました。

  本実験におけるHAPSを介したスマートフォン向け直接通信システムの概要

具体的には、地上に設置したLTE基地局から送信された信号がHAPSを経由し、地上のスマートフォンへと届けられます。今回の実験によって、スマートフォンへの通信スループットが4.66Mbps以上であることが確認され、HAPSを中継することで地上のネットワークカバレッジを大幅に拡大できる可能性を示しました。この取り組みは、特に過疎地域や困難な環境においての通信手段に革命をもたらすと期待されています。

 試験エリアに設置された地上ゲートウェイ局
 地上ゲートウェイ局のHAPS追尾状況を確認する様子

HAPSには、AALTO HAPS Limitedが製造した「Zephyr」を使用。これは無人航空機として高い飛行実績を持ち、最長64日間の連続運航が可能な優れた機体です。この技術の商用化は2026年に予定しており、Beyond 5G時代への道を切り開くものとなるでしょう。

本成果の一部は、NICTの「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業」に基づく研究によって得られたものです。未来のデータ通信に向けた期待が高まる中、NTTドコモとSpace Compassはその開発をさらに進め、空・海・宇宙における「超カバレッジ拡張」を実現する計画を着実に進めています。

詳しくは「NTTドコモ」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部海道

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