ポプラ社は、読み放題型電子図書館「Yomokka!」を山梨県山梨市の全11校の小・中学校に導入しました。この導入により、約2,200人の児童生徒が『Yomokka!』の利用を開始しました。『Yomokka!』は38社から提供された4,300冊以上の多様なジャンルの電子書籍を読み放題で提供するサービスで、どんな子どもでも興味を持って読書に取り組めるよう設計されています。
山梨市は、子どもの読書推進に積極的に取り組む自治体であり、教育ICT分野でも先進的な活動を展開しています。今回の導入は、教育委員会を通じて行われ、児童生徒に配布された端末を使用して「Yomokka!」の4,300冊以上の電子書籍にアクセスできるようになりました。これにより、子どもたちが自発的に読書活動を行うことが期待されています。また、クラス全員が同じ電子書籍に同時にアクセスできる「読み放題型」の特性を活かし、教科書掲載作品や学習資料など、授業でのICT教材としても活用可能です。
山梨市教育委員会の嶋﨑修教育長は、導入にあたり「子どもたちがICTを日常生活の中で活用し、その良さや新たな楽しみ方に自ら気づいてほしい」と述べています。また、子どもたちや教師、保護者からも、『Yomokka!』を活用した読書の楽しさや便利さについて、多くの肯定的なコメントが寄せられています。
ポプラ社の取締役副社長・平瀬律哉氏は、「『Yomokka!』を通じて子どもたちが本を好きになり、個別最適な学びと協働的な学びの実現、生きる力を育む一助になることを願っています」と述べ、読書活動の活性化にも貢献したいと考えています。
『Yomokka!』は、こどもたちの多様な興味に応えるために、ポプラ社と「Yomokka!」の理念に共感した出版社の様々な作品を揃えており、現在、38社約4,300冊の作品を掲載しています。インターフェースは子どもたちが直感的に操作できるよう工夫されており、導入に時間をかけずに使い始められます。本を読むだけでなく、様々な本と出会える機能も搭載しており、読書の幅を広げることができます。
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