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地域医療のコミュニケーション手段は電話とファックスが中心、9割以上がこの状況に「課題あり」と回答


3Sunnyは、病院で勤務する医療ソーシャルワーカー(MSW)と入退院支援・転院調整に従事する看護師など519人に対して、「地域医療におけるコミュニケーション手段の実態調査」を実施しました。

団塊の世代が全員75歳以上となる2025年以降、医療・介護ニーズを有する高齢者が大幅に増加することが見込まれています。その中で、入院患者の在宅復帰が重視され、地域一体で医療や介護などのサービスを提供する「地域包括ケアシステム」が推進されています。病院のMSWや看護師らは、患者の在宅復帰を支援するために地域のさまざまな関係機関とのコミュニケーションが必要不可欠です。

調査の結果、病院スタッフの89.2%が日常的にファックスを使用している一方で、電子メールやシステムを利用したコミュニケーションは1割以下でした(図1)。

図1(出典:3Sunny)

さらに、9割以上のMSWや看護師がコミュニケーション手段に何らかの課題を抱えており、その75.7%が「電話が繋がらない・折り返しが多い」という電話にまつわる課題を挙げました(図2)。

図2(出典:3Sunny)

約63%の調査対象者が、コミュニケーションのICT化を進めたいと感じているものの、システム導入や維持のコストが障壁となっています(図3、図4)。

図3(出典:3Sunny)
図4(出典:3Sunny)

千葉大学医学部附属病院の患者支援部副部長・医療ソーシャルワーカーである市原章子氏は、本調査結果について、「ICT化の進展が必要である一方で、対人支援における温度感やニュアンスが重要であるため、これを完全に代替することは難しい」と述べています。また、ICT化によって業務の効率化を図り、得られた時間やリソースを対人支援に充てることが重要だと強調しました。

今回の調査を通じて、約95%のMSW・看護師が電話とファックスを中心とした現在のコミュニケーションに課題を感じていることが明らかになりました。コミュニケーションのICT化は急務であり、効率的な業務遂行が求められます。3Sunnyは、病院や介護施設、訪問看護・訪問診療などとの連携を強化し、医療・介護従事者のコミュニケーションを円滑にするための取り組みを進めています。誰もが安心して医療・介護を受けられる社会の実現を目指していきます。

関連リンク
株式会社3Sunny
https://www.3sunny.net/


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