NEXERは受注プロセス高速化クラウド「SmartDeal」と共同で、「システム開発を開始する際に困難なこと」に関するアンケートを実施し、その結果を公開しました。
システム開発を開始する際に困難な点として、34.4%の回答者が「予算と時間の見積もり」を挙げました(図1)。予算と時間が限られていることや、バグ発生による納期確約の難しさ、プロジェクトの趣旨や開発スコープがぶれないまま進行できるかどうかなどが理由として挙げられました。
また、「適切な開発パートナーの選定」や「必要な技術とリソースの特定」も困難な点として挙げられました。特に、適切な発注先の選定や技術のフィット感を判断することの難しさが強調されました。
システム開発を依頼する際に理解しにくいと感じる点として、29.8%が「プログラミング言語とフレームワーク」を挙げました(図2)。システムの勉強をしたことがないため理解が難しいという声が多く、専門的な知識の不足が理由として挙げられました。
その他、「データベース管理システム」や「ネットワーキングとセキュリティ」も理解しにくい点として挙げられました。
システム開発を外部パートナーに依頼する際に重要なコミュニケーションとして、23.7%が「定期的なプロジェクト進捗報告」を挙げました(図3)。透明性と正直さや効果的な問題解決戦略も重要な要素とされ、進捗の共有や信頼関係の構築が強調されました。
継続的に依頼したい外部開発パートナーの条件として、「システムの安定性と信頼性」が32.8%で最も多く挙げられました(図4)。安定して継続利用できることや信頼のおけるシステム構築が重要視されました。その他、担当者とのコミュニケーションの取りやすさや予算内での完了も重要な条件とされています。
「システム開発を開始する際に困難なこと」に関するアンケート結果から、予算と時間の見積もりや適切な開発パートナーの選定、技術の特定が困難な点として挙げられました。また、システム開発を依頼する際の理解しにくい点や重要なコミュニケーション、継続的に依頼したい条件についても明らかになりました。業務管理ツールの導入など、効率的な開発プロジェクトの推進に向けた対策も考慮することが重要です。
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