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数値目標を定めたリーダーの夢が、成功を呼び込む。


リーダーが夢を描く際には、具体的な数値目標を設定することが重要です。数値目標はチームメンバーに夢の具体性を理解させ、共感を促すだけでなく、達成プロセスの可視化にも役立ちます。例えば、「売上10億円」や「ユーザー数10万人」など明確な目標を設定することで、メンバーは何をすべきか明確に理解できます。ただし、実現不可能な目標は逆効果となる可能性があり、状況に応じて目標を見直すことも重要です。また、数値目標を達成することで組織や社会にどのような影響を及ぼすかをメンバーに伝えることで、目標への理解と意欲を高められます。筆者の鈴木康弘氏は、数値目標に夢の実現性を持たせることの必要性を強調しています。

リーダーが描く夢は、曖昧では意味がありません。具体的な夢こそ周囲を魅了します。とりわけ大切なのが「数値目標」です。では、夢にどんな数字を落とし込めばよいのか。数値目標が夢にどんな効果をもたすのか。数字が夢に与える影響について考えます。【週刊SUZUKI #102】

リーダーが描く夢はチーム全員が理解し、共感される内容であるべきです。チームの理解度が高まれば高まるほど、ゴールへの到達確率は上がります。

理解度を高めるためには、夢が分かりやすい内容であることはもちろん、どれだけ具体的かが重要です。数値目標を明確に定めるのも手です。「売上10億円」や「ユーザー数10万人」といった具合に、何を目指すのかをきちんと定めることで夢は分かりやすくなります。夢を共有するチームのメンバーも叶えるために何をすべきかを考えられるようになります。

ただし、実現困難な数値目標は、チームの混乱を招きかねません。実現可能な数値目標を設定することもリーダーには必要です。そのときの状況に応じて、数値を都度見直してもよいでしょう。チームがその数値目標を見て、「頑張ろう」と思えるか、「必ず成し遂げよう」と奮起するかを見定めて設定することが大切です。

具体的な数値目標は、達成するまでの過程を可視化するのにも有効です。「100億円の売上目標に対して現状は50億円」などのように途中経過を把握できれば、その後の行動を見直す契機になります。何が足りないのか、何をすべきかを修正する機会が多くなるほど、ゴールにも到達しやすくなるのです。

売上や会員数などの数値目標は、一見すると会社の「ノルマ」と思えるかもしれません。メンバーの中には「大変だ」「辛いな」と思う人が出てくるかもしれません。こんなとき、リーダーは数値目標を達成すると会社や社会がどう変わるのかきちんと示すべきです。数字の裏側に潜むビジョンを伝えることがリーダーの役目です。

筆者プロフィール

鈴木 康弘
株式会社デジタルシフトウェーブ
代表取締役社長
1987年富士通に入社。SEとしてシステム開発・顧客サポートに従事。96年ソフトバンクに移り、営業、新規事業企画に携わる。 99年ネット書籍販売会社、イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)を設立し、代表取締役社長就任。 2006年セブン&アイHLDGS.グループ傘下に入る。14年セブン&アイHLDGS.執行役員CIO就任。 グループオムニチャネル戦略のリーダーを務める。15年同社取締役執行役員CIO就任。 16年同社を退社し、17年デジタルシフトウェーブを設立。同社代表取締役社長に就任。他に、日本オムニチャネル協会 会長、SBIホールディングス社外役員、東京都市大学特任教授を兼任。

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