近年、EC市場の急速な拡大に伴い、物流業界における急送需要が増加しています。特に、山東省から日本への輸送においては、従来の高速船の利用が厳しくなっている中、SHKライングループの関光汽船は、煙台発の新しい複合一貫輸送サービスを開始することを発表しました。このサービスは、煙台フェリーを利用して平澤まで輸送し、韓国内陸送を経て関釜フェリーで日本に接続する仕組みです。
新サービスは、週3便で煙台出港が日曜、火曜、木曜で、下関までの輸送時間は約38時間と迅速です。これにより、企業は急送が求められる商品を効率的に日本市場に届けることが可能になります。また、山東省近郊に存在する日本向けアパレル工場や自動車関連の工場をターゲットにしており、輸送効率の向上が期待されています。
この新たな輸送ルートは、高速船の逼迫を解消するバックアップとして重要であり、既存の青島、石島、大連ルートと連携することで、全体の利便性向上にも寄与します。集荷の拡大を目指す関光汽船の取り組みは、物流業界に新たな風をもたらすでしょう。詳しくは「SHKライングループ」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部香田