スパイラル株式会社は、公益財団法人日立財団が研究助成金の申請システムを刷新するにあたり、ローコード開発プラットフォーム「SPIRAL ver.1」を基盤とした新たなシステムを提供しました。これにより、日立財団はセキュアな環境で管理業務を効率化し、システムにかかるランニングコストを約50%削減することに成功しました。
日立財団は、大学や研究機関の研究者に対する研究助成金事業「倉田奨励金」を運営していますが、従来の申請システムにはいくつかの課題がありました。セキュリティの脆弱性、個別メール送信の作業負担、改修時のコストがその主要な問題点でした。これらの課題を解決し、管理業務の効率化を図るため、既存システムを刷新することを決定し、「SPIRAL ver.1」が採用されました。
新たなシステムでは、申請者はマイページから申請書や推薦書、参考論文などを添付して申請できるようになり、申請データの管理が容易になりました。また、不採択者への通知は一括メール送信で行えるため、従来の手作業による連絡業務が不要になり、生産性が向上しました。さらに、システムの改修が容易になり、事務局内で対応可能となったため、改修コストの大幅な削減も実現しました。
日立財団は今後も、システムの改良を続け、さらに利便性を向上させるとともに、「SPIRAL ver.1」を活用して財団業務全体の効率化を進めていく予定です。
スパイラル株式会社は、今後もお客様の業務課題の解決に向けて、「SPIRAL」を活用し、高セキュリティなデータ利活用環境を提供していくことを目指しています。これにより、業務効率化と開発生産性の向上を支援し、安全・安心な開発プラットフォームと課題解決型サービスの提供に努めてまいります。