全国の20代~50代男女1,000名を対象に、飲食店選びに関する意識調査を実施しました。この調査は、飲食店経営者にとって自店舗の販促やマーケティング参考に活用できる貴重なデータを提供します。
今回の調査結果では、飲食店選びに利用する媒体として「食べログ」が25%で最も多く、次いで「ホットペッパーグルメ」と「ぐるなび」がそれぞれ16%という結果が出ました。特に、グルメ予約サイトは全年代にわたって広く利用されており、その認知度の高さを示しています。また、利用者の中には目的に応じて異なるサイトを使い分ける傾向も見られ、「一休.com」や「ヒトサラ」など、シチュエーションに応じた選択肢も存在します。
調査においては、飲食店を選ぶ際の基準として「星いくつ以上なら選ぶか?」という質問も行いました。その結果、最も多かったのは「3.5以上」という回答であったことが分かりました。つまり、77%の回答者がこの基準に沿って飲食店を選んでいるということです。最近は、飲食店の評価点(星数)が消費者の決定要因として強く影響を与えていることが明らかになりました。
次に、利用する媒体を選ぶ理由についても調査しました。最も多かった回答は「特に理由はない」というもので、続いて「検索しやすい」「使いやすい・便利」との意見が寄せられました。消費者は飲食店選びにおいて、利便性や情報の検索のしやすさを重視しています。例えば、「食べログ」では巨大な口コミと詳細なメニュー情報が求められており、ユーザーはこれらの情報によって飲食店を選定します。
また、SNSの利用状況についても興味深い結果が得られました。若年層を中心に、Instagramなどのプラットフォームにおける食事の写真やリアルなレビューが大きな影響を持っています。実際に訪れた人々の素直な感想や店舗の雰囲気が映し出されたビジュアルコンテンツは、消費者が飲食店を選ぶ際の大きな要素となることが分かりました。
最後に、今回の調査結果をもとに、飲食店経営者の方々には自店舗のマーケティング戦略の見直しや、利用する媒体の選択において貴重な参考にしていただけたらと思います。星の評価や媒体の選択の背後にある消費者のニーズを見極めることで、より良い飲食体験を提供することが可能になるでしょう。
【関連リンク】
アルファノート株式会社
https://www.alpha-note.co.jp/
執筆:熊谷仁樹