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Tシャツや雑貨を製造・販売する会社が不正注文検知サービス導入、クレジットカード不正利用を9割削減


2024年8月13日、国内導入実績No.1として知られる不正注文検知サービスを提供するかっこ株式会社(Cacco)は、Tシャツや雑貨を販売するグラニフ(株式会社グラニフ)がそのオンラインストアにおいて、クレジットカード不正利用対策に同社の不正注文検知サービス「O-PLUX」を導入したことを発表しました。この取り組みは、クレジットカードの不正利用被害の現状を踏まえたものであり、具体的な成果として不正被害を9割以上削減するという結果をもたらしました。この記事では、その背景や導入の成果について詳述します。

2024年6月、発表されたクレジットカード不正利用被害額は121.4億円に達し、前年同期とほぼ同額を維持しています。この状況はEC業界において深刻な問題と捉えられ、年間被害額が540億円を超える可能性があることが指摘されています。特にグラニフにおいては、2022年からクレジットカードの不正利用が急増し、オンラインストアの運営に大きな影響を与えていました。

グラニフは2003年から公式オンラインストアを運営し、多くの消費者にサービスを提供してきましたが、不正利用の急増によって顧客の信頼を損なう危険がありました。そのため、不正対策を強化する必要が急務となり、トライアルにて不正対策の効果を確認した後、速やかに「O-PLUX」の導入を決定しました。

「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックによって、不正注文をリアルタイムで検知します。グラニフでは初期段階でシステム開発が不要なCSV連携を利用して「O-PLUX」を導入し、その後API連携への移行を通じて、より高度な審査が行えるようにしました。この柔軟なシステム連携により、グラニフは迅速に不正被害に対応する体制を整えることができました。

特に、運用の自動化と審査項目の追加により、不正利用に関する審査の精度が向上し、効率的な対策を講じることができました。これにより、システム開発期間中でも不正利用に対する対応を怠ることなく進めることができました。

「O-PLUX」を導入した結果、グラニフは月間40~50件の不正利用被害が発生していたものの、導入直後からその数を9割以上削減するという顕著な成果を上げました。これは、システムによるリアルタイムの不正検知と精度向上によるものであり、顧客に対する安心を提供するだけでなく、企業の信用維持にも寄与しました。

この不正被害の大幅削減により、グラニフは安心して自社のオンライン販売を拡大し、より多くの顧客にサービスを提供することが可能となっています。現在、グラニフは不正利用対策を強化し、顧客との信頼関係を構築するための取り組みを引き続き進めています。

グラニフは「Graphic is My Life.」というブランドメッセージのもと、顧客に多様なグラフィックアイテムを提供し続ける企業です。このたびの「O-PLUX」の導入を契機に、不正利用対策の強化だけでなく、さらなる業務のデジタル化や効率化を進めていく考えです。Caccoもまた、データサイエンスを駆使した不正検知サービスの研究・開発を継続し、オンライン取引の安全性向上に貢献していきます。

今後、デジタルシフトが加速度的に進化する中で、EC事業者にとって安全性は必須条件となります。グラニフの取り組みは、同じようにオンライン販売を行う企業にとって非常に参考になる事例であり、不正対策を含むDX推進の重要性を示すものとなっています。

グラニフが「O-PLUX」を導入しクレジットカード不正利用を9割以上削減したことは、単なる成功事例にとどまらず、デジタル時代におけるEC事業者の戦略的な取り組みを象徴しています。今後、企業はデジタル技術を活用し、より一層の安全なオンライン環境を構築することが求められます。Caccoの提供する不正注文検知サービスは、その一助となることが期待されており、今後の動向にも注目です。

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