神戸市水道局の給水装置工事が、AIの力で大幅に効率化されることになりました。工事業者が自ら図面をチェックできるアプリが登場し、手間のかかる審査業務がどのように変わるのか、詳しく見ていきましょう。
自己チェックが可能に!セルフチェックAIアプリの導入

近年、AI技術の進化に伴い、様々な業界で効率化が進められています。神戸市水道局も例外ではなく、給水装置工事に関する図面審査をAIで支援するセルフチェックアプリを開発しました。これは、神奈川県に本社を置く富士通Japanとの共同プロジェクトとして実現しました。指定された約800社の工事事業者が、2025年7月23日よりこのアプリを活用できるようになります。
このアプリは、図面上の約30種類の給水装置記号や配管情報を自動で検出し、記載漏れを検出。これにより、申請の手戻りが減り審査期間を大幅に短縮できます。毎年6,000件以上に及ぶ給水装置工事の申請を考慮すると、その効果は計り知れません。
さらに、工事事業者はこのアプリを利用することで、事前に図面の確認ができるため、手戻りのリスクを極めて低く抑えられます。業務の効率化に加え、地域社会における水道サービスの質向上にも寄与するのではないでしょうか。
富士通は今後も神戸市水道局の取り組みを支援し、他の自治体や関連事業者へもAI導入を進めていく方針を示しています。これより、持続可能な地域社会の実現を目指していくとしています。
詳しくは「富士通株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部