
米財務省、国務省、連邦住宅金融局は、人工知能企業アンソロピックの製品使用を中止します。トランプ大統領が全政府機関に提携停止を指示し、国防総省は同社をサプライチェーン上のリスクに指定する方針です。ベセント財務長官はXで、対話型AIのClaudeを含む全製品の使用停止を表明しました。連邦住宅金融局のパルト局長も、同局とファニーメイ、フレディマックでの利用終了を発信しました。ロイターが入手したメモでは、国務省の省内チャットボットStateChatのモデルをアンソロピックからOpenAIへ切り替え、当面はGPT4.1を使用するとしています。
国務省の変更に加え、保健福祉省は職員にChatGPTなど他のAIプラットフォーム利用を促す通達を出しました。大統領は、アンソロピック製品を使用する機関に段階的停止のため最長6カ月の移行期間を設けるとしています。OpenAIのサム・アルトマン最高経営責任者は、国防総省と契約内容の修正に向け協議中と述べました。
今回の一斉見直しは、安全保障と調達リスクへの対応を前面に出しつつ、業務継続性を確保する狙いがあります。各機関は、モデル切り替えやデータ移管、ガイドライン更新などの調整を進めることになります。今後の焦点は、切り替え先でのセキュリティ要件や運用条件の具体化と、移行完了後の性能検証です。
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