
デリバリーサービス「出前館」を運営する株式会社出前館は、店頭と同じ価格で商品を注文できる取り組み「お店価格で出前館」の提供エリアを拡大し、東京都内の港区・新宿区・渋谷区で新たにトライアルを開始します。期間は2025年11月1日〜2026年1月31日で、対象エリアでは約760店舗が参加します。

5都市の好評を受け、都市部での検証へ
同社は2025年9月より、つくば市・浜松市・名古屋市・神戸市・北九州市の5都市で本施策を展開しており、店頭価格でのデリバリー提供が大きな反響を得ています。注文数が大幅に増加したことを受け、今回、都内3区でも新たにトライアルを実施することで、より広いエリアで価値提供が可能かを検証する方針です。
港区・新宿区・渋谷区でのトライアルには、地元の人気店や大手チェーンを含む約760店舗が参加します。対象店舗はアプリ上で「お店価格」と表示され、ユーザーは店頭と同じ価格でさまざまなメニューを注文できます。
料金は「商品代+送料」 LYP会員は送料無料特典も
料金体系は、「商品代+送料」という出前館のシンプルな方式が適用されます。送料は注文金額や配達距離などにより変動します。また、2025年11月30日まで、LYPプレミアム会員は「出前館がお届け」対象店舗の注文が送料無料となる特典を利用でき、よりお得にサービスを使うことができます。
「デリバリーの日常化」を推進
インターネット調査によると、フードデリバリー利用者の不満で最も多いのは「実店舗より価格が高い」という点(81.3%)です。出前館はこの課題を解消することで、日常的にデリバリーサービスを利用する環境づくりを目指しています。

同社は、ユーザー・加盟店・配達員がそれぞれメリットを得られる仕組みを構築し、「地域の人々の幸せをつなぐライフインフラ」として、快適で選ばれるサービスを追求していくとしています。
詳しくは三井住友カード株式会社、PayPay株式会社の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部
