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リニア開業、住民はどう思ってる?名古屋駅エリアで期待が56.6%に上昇


名古屋市を拠点とするコミュニケーションデザイン企業、トガル株式会社は、リニア中央新幹線の開業(2027年以降予定)を前に、名古屋駅周辺4地区(東・西・南・北)における住民の意識調査を2024年に続いて実施しました。「名古屋駅東西南北地区のリニア中央新幹線に関するアンケート調査2025年版」と題された今回の調査では、リニア開業に対する期待の高まりや再開発に関する意識の変化が明らかになりました。

調査結果によると、「リニア開業に期待する」と答えた人は2024年の47.6%から2025年には56.6%に増加し、前向きな評価が広がっていることがわかりました。特に西地区では東京圏へのアクセス向上に対する期待が顕著で、再開発への前向きな受け止め方が増えています。また、リニア開業後に「積極的に利用したい」「どちらかといえば利用する」と回答した人の割合も2024年の48.6%から55.5%へと増加しており、東京・大阪圏との接続利便性や駅周辺アクセスの改善への関心が高まっていることがうかがえます。

リニア開業による愛知県・名古屋市の魅力向上についても、回答者の約半数が向上を期待しています。「大きく向上すると思う」と答えた人は18.2%、「向上すると思う」と答えた人は42.4%で、昨年より「大きく向上する」と回答する人が増加しており、リニア開業への期待の高まりがうかがえます。

再開発に関しては、名古屋駅周辺で期待される施設やサービスとして「電車・バス等の公共交通機関、車アクセスの向上」が55.4%、「駅前広場等の交流拠点の開発」が37.6%となりました。特に今年は駅前広場など交流の場への関心が高まっており、安全で暮らしやすい街づくりを望む声も引き続き強く、まちづくりの方向性として安定性が確認されています。

東西南北各地区の特徴をみると、東地区では東京圏へのアクセス向上への期待が根強く、ビジネスや観光の拠点としての役割に対する期待が継続しています。西地区では東京圏への交通アクセス向上への期待が高まり、駅前広場の開発も影響して再開発への関心がより前向きになっています。南地区では安全で暮らしやすい街としての発展を望む声が増加しており、生活環境への意識の高まりがうかがえます。北地区では利便性の向上と地域活性化の両立への期待が引き続き高いことが明らかになりました。

トガル株式会社代表取締役の小嶋豊氏は、今回の調査結果について「前回調査では『期待』と『不安』が拮抗していましたが、今回は徐々に期待が高まる結果となりました。リニア中央新幹線の工事進行や都市計画の具体化が少しずつ進み、住民が未来のまちの姿をより想像しやすくなったことが要因だと考えています。一方で、早期開業の実現可能性や運賃水準に対する不安の声も見られ、期待と同時に課題意識も高まっています。今後、名古屋駅周辺はリニア中央新幹線の開業を大きな転機として再編・進化が見込まれ、都市としての注目度や成長可能性が一層高まることが期待されます」とコメントしています。

詳しくは「トガル株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部

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