富士通はNTTドコモの新チケット基盤「d ticket」に、Uvanceのデジタルチケッティングを提供します。2025年10月31日開始の同サービスは、dアカウント連携と多様な販売形式で、ユーザーと興行主の体験を変えます。
Uvanceが支えるd ticketのポイント
富士通が提供する「Uvance」ベースのデジタルチケッティングサービスが、NTTドモの新サービス「d ticket」の基盤として2025年10月31日から稼働します。本サービスは、チケットの選択、購入、発券、入場に至る一連の流れをシームレスに結び、NTTドコモの「dアカウント」（全国1億人超）との連携により、幅広い顧客接点を興行主に提供します。これにより興行主は購入データを活用したマーケティングや「d払い」などの決済連携を通じて、新たなビジネス機会の創出が期待されます。
また、当該サービスは販売管理と票券管理を同一プラットフォーム上で行える点を特長とします。販売状況をリアルタイムで把握し在庫と連動した座席アップグレードなどが可能になることで、興行主の収益最大化とユーザーの体験価値向上に寄与します。さらに、抽選・先着・リセールといった多様な販売形式へ対応することで、興行規模や運用スタイルに応じた柔軟な販売設計を支援します。
加えて、UX・UIは直感的な操作性と高トラフィック対応の快適なレスポンスを重視しており、購入者に対して快適なチケット購入体験を提供します。富士通は2025年4月に一部アリーナでのスマートチケット実績を踏まえ、「d ticket」へ展開していく計画であり、今後の機能拡張により販売業務の効率化や販売機会の創出、快適な購入体験の提供を進めるとしています。
詳しくは「富士通株式会社」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部 權
