メルカリが2025年8月14日、NFTマーケットプレイス「メルカリNFT」で事業者による新規NFT販売を初めて解禁しました。鑑定済みの実物トレカと交換できるRWAを含む“くじ販売も開始され、デジタルと実物の価値循環が拡大します。
事業者新規販売とTCG STOREの仕組み

株式会社メルカリは2025年8月14日より、「メルカリNFT」において事業者が発行する新規NFTの販売を開始すると発表しました。これまで「メルカリNFT」では海外大手マーケットプレイス「OpenSea」で扱うNFTの購入・出品が可能でしたが、今回の取り組みで「メルカリNFT」上から事業者による新規NFTの購入と出品が可能になる点が大きな変更です。ただし、メルカリ以外で購入したNFTをメルカリNFTに出品することはできません。
今回の販売では、RWA(実物連動資産)サービス「TCG STORE」と連携した企画が提供されます。鑑定済みの実物トレーディングカードをNFTとして取り扱い、「くじを引く」方式でメルカリNFT上から購入できます。購入したNFTは、購入者が希望するタイミングで実物のトレカと交換できる仕組みが特徴で、デジタル保有と物理所有の選択肢をつなぐ試みと位置づけられます。
メルカリはグループミッション「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」を掲げ、今回の新規販売を通じてアートやトレカ、エンタメなど多様なカテゴリーで国内外の事業者・IPホルダーと連携し、新規NFTコンテンツの発行・販売を進める予定としています。