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【万博限定】30秒更新で30分先を予測!スパコン×最新レーダの豪雨通知が万博で実証開始



大阪・関西万博では、ゲリラ豪雨の「兆候を先読みする」新たな取り組みがスタートします。スパコン「富岳」と次世代気象レーダMP‑PAWRを組み合わせ、30秒ごとに観測・分析し、最大30分前の豪雨通知を提供。未来の防災の形が今ここに始まります。

ゲリラ豪雨を“30分先読み”する、空のデジタルツインが誕生

2025年8月5日から31日まで、大阪・関西万博の開催期間に合わせて、ゲリラ豪雨の予測精度を高める世界初の実証実験が始まります。スーパーコンピュータ「富岳」と、2台の次世代気象レーダ「MP‑PAWR(マルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダ)」を組み合わせたもので、観測・解析・通知すべてがリアルタイムで連動します。

このシステムは、30秒ごとに3次元の雨雲を観測し、30分先の豪雨を予測するという前代未聞の精度とスピードを誇ります。データはPFNの「きゅむろん」によって即時に圧縮・転送され、理研の「富岳」が超高速演算を実行。通知は、吹田市・神戸市を中心とした半径80km圏内において、30mm/hを超える豪雨の可能性を最大30分前にプッシュ配信されます。

今回の特徴は、2台のレーダーによる観測体制にあります。1台では届かないエリアを相互補完し、さらに雨粒の動きを異なる角度から捉えることで、風の流れや雲の移動をより正確に把握可能になります。まさに“空のデジタルツイン”が稼働するといっても過言ではありません。

この先進的な取り組みには、理化学研究所、NICT(情報通信研究機構)、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者が参加。それぞれが観測・解析・配信の一翼を担い、Society 5.0のモデルケースとなる高度な防災インフラを形にしています。

本取り組みは、2021年に東京五輪で実施された同様の実証に比べ、観測範囲・精度・データ量ともに2倍以上にスケールアップ。将来的には、都市防災やイベント運営に限らず、スマートシティや自治体のインフラ連携、さらに教育・研究分野への応用も期待されています。


詳しくは株式会社エムティーアイまで。
レポート/DXマガジン編集部 海道

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