サステナブル自動販売機「ZERO BOX」を展開するZERO株式会社は、2025年8月1日、パーソルビジネスプロセスデザイン社の佐世保第1アウトソーシングセンター(長崎県)に同サービスを導入した。長崎県初のオフィス設置事例として、福利厚生とSDGs実践を両立するモデルとして注目されている。

ZERO BOXでは、食品ロスの原因となる余剰在庫や賞味期限間近の商品を冷蔵方式で販売し、従業員に手頃な価格で提供。24時間稼働の無人システムは、シフト制のスタッフに向けて、働きながら健康的な食選択肢を提供する利便性も兼ね備えている。さらに、CO₂排出削減量を見える化し、企業のSDGs推進を支える仕組みへと昇華させている。
佐世保センターでは、BPO/コンタクトセンター業務を24時間体制で行う従業員が多いことから、健康経営と従業員満足度向上の一環として採用。特に夜勤や深夜勤務でまとまった食事時間がとれないスタッフに対し、簡便で栄養バランスの整った選択肢を提供する狙いだ。
今後、ZEROはこの導入を契機に、さらに医療・介護・工場・学校などさまざまな現場への展開を目指す。地域の未利用食材を活用した商品開発や、災害時の備蓄食としての機能拡張など、地域課題への対応力を拡大していく予定である。
働く人々の“食”を支えながら、地球にも優しい持続可能なインフラとしての進化が期待される。
詳しくは「ZERO株式会社」まで。
レポート/DXマガジン編集部