約160件の応募から選ばれた24のファイナリストを撃破!山形市とTXP Medicalが連携し、搬送困難事例をリアルタイム共有で大幅削減した「救急DX」が、日本DX大賞2025地域DX部門の頂点に輝きました。地域医療の未来がここから変わります。
医療現場が一体となる“救急DX”の仕組み
山形市消防本部と医療機関に導入されたのは、TXP Medicalの救急医療情報システム「NSER mobile」。救急隊が傷病者情報を現場でスマホ入力すると、搬送中にリアルタイムで病院側へ共有されます。これにより、受け入れ先の即時確定と適切治療の準備が可能となり、従来の「受け入れ困難」で発生していた待機時間を大幅に短縮しました。

本プロジェクトは2025年7月16日に開催された「日本DX大賞2025サミット&アワード」地域DX部門で大賞を受賞。全国158件の応募から24件のファイナリストを勝ち抜き、「なぜ救急隊DXは救急医療の質を上げるのか」というテーマで高く評価されました。
導入後は、搬送困難事例が大幅に減少し、救急隊員の記録業務も大幅に効率化。現場・病院・自治体が一体となった情報連携が、地域医療の質と持続可能性を飛躍的に向上させています。
TXP Medical 医療DX事業部長・大西裕氏は「安心して暮らせる地域づくりを目指し、全国展開を進める」とコメント。今後は近隣自治体へのシステム連携拡大と、全国規模での救急DX波及を図ります。
詳しくは「TXP Medical株式会社」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道