2025年3月に軽量化＆低価格化を実現した「IGAM2」がさらに進化！自動水管理装置や管理支援システムと連携し、全国11県30経営体で試験を開始。除草時間を8割圧縮し、有機水田の早期拡大を目指します。
アイガモロボ×自動水管理で実現する省力化
農研機構を中心とした「スマ農アイガモロボコンソーシアム」が、最新型水田用自動抑草ロボット「IGAM2」を改良し、自動水管理装置や栽培管理支援システムと繋げて実証をスタートしました。IGAM2本体のブラシ最適化や操作性向上を図るとともに、水位調整や生育情報をリアルタイムで連携。従来ゼロから人力で行っていた除草作業時間を約80％削減し、作業負荷を大幅に軽減します。
この事業には、農研機構をはじめNEWGREEN、井関農機、BASFジャパン、JA三井リース、各都道府県農業研究機関など、多彩なパートナーが参画。多様なほ場条件でのテストを通じて、生産性を確保しながら有機栽培面積の拡大につながる栽培技術の体系化を進めます。
「みどりの食料システム戦略」の有機農業拡大目標（2050年までに100万ha）達成には、水稲有機栽培の省力化が不可欠。本事業の成果は、圃場条件を問わず誰もが取り組みやすい有機技術として普及し、国内の有機水田面積を一気に押し上げる原動力になるでしょう。
詳しくは「JA三井リース株式会社」まで。
レポート／DXマガジン編集部 海道
