自動運転の民主化を目指すティアフォーは、東京都港湾局の委託を受けて、新木場駅と海の森公園を結ぶ自動運転バスの運行を開始することを発表しました。地域の交通アクセス向上を図るこのプロジェクトは、交通アクセスに課題を抱える東京都内において重要な一歩となります。
この事業は「スマート東京」に関連し、地域間の移動性を向上させる目的で展開されます。特に、交通制約や運転手不足といった社会的課題の解決を目指した施策です。新木場駅と海の森公園間の交通手段を向上させることで、訪問者の利便性を高める狙いがあります。
ティアフォーが提供する自動運転バス「Minibus 2.0」は、約9.3キロメートルの距離を結ぶ無償運行を予定しています。運行開始は2025年7月1日を予定しており、運行支援には日立自動車交通が、検証・モニタリングには日本工営が携わります。この詳細な運行計画により、新木場駅と海の森公園のアクセスの改善を実現し、地域の活性化を促進することが目指されています。
自動運転バスの運行にあたっては、デジタル技術を駆使したリアルタイムの運行情報提供や、安全運転支援システムの導入も計画されています。利用者は専用アプリを通じて、運行状況や混雑具合を確認することで、より快適な移動体験を享受できるようになります。こうした取り組みは、利用者にとっての利便性をさらに高め、デジタル社会における新たな移動スタイルを形成する一助となります。
詳しくは「株式会社ティアフォー」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部小松
