大阪・関西万博で“自分で田植え”ができる体験型AR展示が登場し、話題沸騰中。鹿児島発の米づくり体験が、ARと融合してスマホから誰でも参加可能に!見て・触れて・学べるこの展示に、未来の農業のヒントが隠されています。
万博で「田植え」ができる?地域×ARの新しい挑戦
2025年5月28日から開催された大阪・関西万博「地方創生SDGsフェス」にて、来場者の注目を集めたのがWebAR展示「自分で植えるお米作りAR」です。
開発を手がけたのは、AR開発を専門とする株式会社palanと、鹿児島県のBROTHER株式会社。全国52自治体が参加した中でも、デジタル×農業という斬新な切り口で話題を集めました。
展示の主役は、鹿児島県伊佐市で生産される「伊佐のお米」。ARを使って、スマホ越しに稲の四季の成長を観察できたり、画面タップで苗を“植える”体験ができたりと、誰もが農業に親しめる仕掛けが満載です。
「季節の稲AR」では、床にスマホをかざすと稲がリアルに成長していく様子を再現。
「苗植えAR」では、タップのたびに苗が生え、まるで自分が田植えをしているかのような感覚を味わえます。
子どもから大人まで楽しめる設計は、地域の農業人材不足や若年層の農業離れという課題にもアプローチ。現地に行かずとも農業の魅力に触れられる、新しい体験型展示として注目されています。
この展示は「伊佐」×「Metaverse」=「13verse(イサバース)」というプロジェクトの一環でもあり、今後も地域課題をXRやARで解決する試みが広がりそうです。
詳しくは「株式会社palan」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道