「黒板を書かず、台帳も作らず、写真を撮るだけでOK?」──そんな未来が現実に。大阪・関西万博の「リボーンチャレンジ」に登場したのは、建設現場の“あたりまえ”を根底から覆すAIアプリ「Cheez」。現場の人手不足に悩むすべての業界関係者にとって、見逃せない展示です。

非効率な“現場の常識”を変えるDXアプリ「Cheez」
verbal and dialogue株式会社(兵庫県姫路市)が開発した「Cheez(チーズ)」は、工事写真の整理業務に革命を起こすAIアプリです。
通常、建設現場では1プロジェクトで1万枚を超える写真が撮影され、それを1枚ずつ黒板情報と紐づけながら台帳化する必要があります。膨大な時間と労力を要するこの作業を、「Cheez」は“撮るだけ”で完了させます。
写真に写る黒板の内容(工程・位置・日付など)をAIが自動で読み取り、対応する写真台帳を瞬時に生成。これまで数十時間かかっていた作業が、数分で終わるというから驚きです。
今回の展示では、大阪芸術大学の学生と連携し、動画や演出の一部も共同制作。テクノロジーとクリエイティブが交差する注目のブースに仕上がっています。
また、同社はサービスの正式ローンチ(2025年5月)に伴い、先着50社限定で14日間無料トライアルも実施中。写真は300枚まで利用可能です。
詳しくは「verbal and dialogue株式会社」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道