2025年7月3日(木)より韓国・富川市で開催される第29回プチョン国際ファンタスティック映画祭(BIFAN)において、串田壮史監督の最新作『ラストドリーム』が正式に招待され、世界初上映が決定しました。この作品は、AIによって全編が生成された短篇映画であり、特に「Bucheon Choice: AI Films」という新設された部門での上映となります。AIによる映像や台詞、音楽が融合した本作は、国際的に大きな注目を集めることでしょう。
BIFANはアジア最大のジャンル映画祭であり、毎年多彩な作品とともに新たなトレンドを生み出す場でもあります。今年、この映画祭では、AIによる制作が注目される中、『ラストドリーム』のような全編AI生成の作品が革新性と完成度を競う試みがますます盛んになることが期待されています。昨年の受賞作たちも、人工知能という新たな映像制作手法の可能性を広げる重要な役割を果たしました。
『ラストドリーム』では、地球が新たな世界大戦によって壊滅し、最後の人類が宇宙を漂うという壮大なストーリーが展開されます。主人公は、神秘的な岩との共鳴を通じて、46億年わたる地球の歴史を振り返る体験を得ることになります。これは、人類や地球が抱える「生と死」、「存在の意味」について深く考察する物語です。監督である串田壮史は、「死にゆく魂が自己の人生の意義を見出す」というテーマを通じて、視聴者に強い問いかけをします。
『ラストドリーム』は、AI技術を駆使した映像の未来を鮮やかに描き出す作品であり、プチョン国際ファンタスティック映画祭において新たな評価を受けることが期待されています。映画祭が提供する場で、この作品がどのように受け入れられるのか、そして観客に何を伝えるのか、非常に楽しみです。
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レポート/DXマガジン編集部小松