2025年6月2日、株式会社クリニックTVが医療機関向けの動画プラットフォーム『クリニックTV』の提供を開始することを発表しました。近年、医療分野は多くの課題に直面していますが、この新しいサービスが解決策となることが期待されています。『クリニックTV』は、患者様や求職者、そして医療機関を迅速かつ効果的に結びつける動画型マッチングプラットフォームです。病院やクリニックの雰囲気、スタッフの姿などを動画で披露し、採用活動や集患の効率化を図っています。さらに、企画から撮影、求人やプロフ作成までをクリニックTVが一手に引き受けるため、クリニック側の負担も最小限に抑えられます。
日本の医療・福祉分野における有効求人倍率は約2.4倍と高水準を維持しています。これは、人材不足や離職率の増加、高齢化の進展による医療ニーズの拡大など、医療機関が人材確保に苦しんでいることを示しています。加えて、競争の激化によってクリニックの倒産が増加する可能性もあるため、経営の見直しが求められています。この状況を受けて、『クリニックTV』が誕生しました。オンライン面接の普及に伴い、医療機関と求職者間でのミスマッチが増加しています。『クリニックTV』は、クリニックのリアルな雰囲気を動画で発信し、応募時のギャップを解消することで、入社後のエンゲージメントや定着率の向上を期待しています。
また、従の文字や静止画像だけでは院の特徴を伝えるのが難しかった点を改善しました。『クリニックTV』では、動画を活用することで視聴者にリアルな情報を伝え、患者様がクリニックを選ぶ際に役立つ情報を提供します。動画のデジタル要素は、視覚や聴覚を通じてクリニックの「リアル」を効果的に伝える手段となります。動画を活用することで、クリニックの魅力を最大限に発信し、医療業界の情報格差を解消することを目指します。これにより、より良い医療環境の構築に寄与することが期待されます。
詳しくは「株式会社クリニックTV」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部小松
