世界のテクノロジーが、いま台北に集結──。2025年5月、AIとイノベーションの最前線を披露する「COMPUTEX 2025」が開催され、152カ国から8.6万人超が来場。NVIDIAやGoogle Cloudなどが最新技術を披露し、「AIによる産業変革」が現実味を帯びてきました。
AIが描く未来の産業地図
世界最大級のテック展示会「COMPUTEX 2025」が、2025年5月20日〜23日に台北で開催され、86,521人の来場者を記録しました。今年のテーマは「AI Next」。生成AI・スマート製造・次世代モビリティといった領域を中心に、世界各国の企業・研究機関が革新技術を公開しました。
注目は基調講演。NVIDIAのジェンスン・フアンCEOやGoogle Cloudのシニアディレクターをはじめ、Foxconn、MediaTekなど産業界の巨頭が「AIが業界をどう変えるか」を語りました。特に、AIインフラの最前線を支える「AIデータセンター」と「エッジコンピューティング」に関する議論が熱を帯びました。
併催されたスタートアップ展示「InnoVEX 2025」では、24カ国から450以上の企業が参加。NVIDIA InceptionやGarage+などの支援を受けるAI・量子・グリーン系のスタートアップが、最新のソリューションを発表し、VCやアクセラレーターとの活発な商談が行われました。
今回のCOMPUTEXは、単なる展示会に留まらず、「次の産業革命の始まり」を象徴する場に。AIによって、業界横断的な再編が進む未来のビジネス地図が、より鮮明になったと言えるでしょう。
詳しくは「TAITRA(台湾貿易センター)」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道