Z世代は“理想”ではなく“現実”を見ている！？若者2000人への調査から浮かび上がったのは、「もっと稼ぎたい」「副業で趣味を充実」「選挙に行くかは学歴で変わる」というリアルな声。キャリアも投票も、“常識”はすでにアップデートされている。
Z世代のリアル：「稼ぎたい・副業したい・投票したくない？」
レバレジーズ株式会社が運営する就職支援サービス「ハタラクティブ」は、18〜29歳のフリーターおよび正社員2,000人を対象にした大規模調査「若者しごと白書2025」を発表しました。
最も注目されたのは、「将来的に転職したい理由」のトップが、63.4％で「今よりも多くの収入を得るため」となった点です。スキルアップややりがいよりも、「お金」が最優先という結果に、社会全体の価値観シフトを感じさせます。
性別や学歴によっても理由の傾向に違いがあり、男性正社員は「スキルを得たい」、女性正社員は「福利厚生」や「柔軟な働き方」を重視。大卒は「新しい経験」、高卒は「やりがい」を転職動機に選ぶなど、個別最適化された“転職ニーズ”が浮き彫りになりました。
副業については、2024年度は「経験者23.7％」と前年から微減。推進されて久しい副業ですが、就業規則で禁止されている企業が多い現状が影響していると見られます。注目は副業理由の第1位が「趣味のための副収入（47.7％）」という点。いわゆる“推し活”支出がモチベーションの一部になっている可能性も指摘されています。
さらに興味深いのは「選挙への投票頻度」。大卒正社員の投票率（47.6％）に対し、高卒フリーターは26.8％と約1.8倍の差が出ています。雇用形態よりも“学歴”が政治参加に与える影響の方が大きいという指摘は、投票率向上施策の設計にもヒントを与える結果といえるでしょう。
詳しくは「レバレジーズ株式会社」まで。
レポート／DXマガジン編集部
