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「駐妻」の7割がキャリア中断 “帯同離職”という現実


中国駐在の夫に帯同して仕事を辞めた「駐妻」たちが直面するキャリア断絶問題が浮き彫りになっています。2024年の調査では7割の女性が退職後に駐在に同行し、81%が再就職を希望しているものの、仕事が見つからない現実に悩んでいます。経済的依存へのストレスや円安・物価高による単収入家庭の負担が増し、「再就職でのポジションダウン」への不安も拡大。関小百合氏は「家族キャリア」を再定義し、企業に再雇用支援を求めています。日本の「キャリア断絶=リセット」文化を見直す契機になるかもしれません。


中国へ駐在する夫に帯同し、仕事を辞めた「駐妻」たちが直面するキャリアの空白問題が注目を集めています。非営利団体「キャリアカフェ中国」が2024年夏に実施したアンケートでは、回答者235人中の7割が「駐在に帯同するために退職した」と回答。さらに81%が「今後も働きたい」と希望する一方で、「就労できない現実」とのギャップに葛藤を抱えているといいます。

特徴的だったのは、「夫にお金をもらうのがつらい」「パワーバランスが崩れた」など、経済的な依存による心理的ストレスの声。円安や物価高も重なり、共働きが前提だった家庭が単収入になったことで、「再就職後にポジションダウンするのが怖い」といった不安も広がっています。

代表の関小百合さんは、「これからは“ファミリーキャリア”をどう描くかが鍵」と語り、企業に対しては再雇用や情報提供などの支援体制強化を訴えています。

日本ではまだ根強い“キャリアの断絶=リセット”という価値観。それに風穴を開けるのが、海外にいるパートナーたちの本音の声かもしれません。

詳しくは「キャリアカフェ中国」まで。
レポート/DXマガジン編集部

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