与信管理クラウドを手がけるリスクモンスター株式会社は、「中国企業の倒産~日本企業との比較~」と題した最新レポートを発表しました。2024年、中国における企業の倒産件数は10万件を突破し、日本の約13.7倍という過去最多水準に達しています。企業数比でも日本の11倍にとどまるため、倒産リスクが突出して高い実態が浮き彫りになっています。
債権回収率わずか0.8%、日系企業の半数が回収異常を経験
特に注目すべきは債権の回収率。中国では一般債権の平均配当率がわずか0.8%とされ、破産手続きでの回収はほぼ望めない状況です。さらに、現地の日系企業の約半数が「回収遅延や貸倒れを経験した」と回答しており、86%が「今後も倒産が増加する」と予測。信用調査や与信管理体制の強化は、もはや必須の時代に突入しています。
7月には、債権回収の実務に詳しい専門家による無料セミナーも開催予定。中国進出や取引を検討する企業にとっては、具体的なリスク対策を学ぶ絶好の機会となりそうです。
詳しくは「リスクモンスター株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部海道