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【米レポート】高校卒業後の進路に迷う若者たち、72%が「準備不足」と回答


米教育テクノロジー企業YouScienceのレポートによると、アメリカの高校卒業生の72%が「卒業後の人生に備えられていない」と感じており、大学進学率は2019年の55%から2024年には35%にまで低下している。多くの学生が大学以外の選択肢を模索する中で、将来のキャリアに自信が持てないと感じるケースが多い。調査では77%の学生が、強みや職業の選択肢をより知っていれば学校生活にもっと集中できたと感じている。YouScienceは、興味だけでなく科学的な適性評価やリアルな職業体験を含んだ進路教育が必要であると提言している。補完的なデータに基づくキャリア選択の支援が求められている。

米教育テクノロジー企業YouScienceが5月に発表した「ポスト卒業準備レポート2025」によると、アメリカの高校卒業生の72%が「卒業後の人生に備えられていない」と感じていることがわかりました。対象は2019年以降の6学年、500名以上の卒業生です。

大学進学率は35%に低下、キャリア教育の見直しが急務に

特に注目すべきは、4年制大学への進学率が2019年の55%から2024年には35%へと急落している点。多くの学生が大学以外の選択肢を模索する一方で、「将来の選択に自信が持てない」という声が多数寄せられています。

調査によれば、77%の学生が「自分の強みや職業の選択肢をもっと知っていれば、学校生活にもっと熱中できた」と回答。また、キャリアカウンセリングや職業体験の機会が十分でなかったとする声も多く、約半数が「現実の仕事を知る機会が不足していた」としています。

YouScienceは、興味だけに頼る進路指導では不十分であり、科学的な適性評価やリアルな職業体験を含めた「実用的な進路教育」が必要だと提言。「学生に必要なのは、データに基づいたキャリア選択のための“実感”と“接続”である」と訴えています。

人生100年時代を見据えたキャリア教育の再設計が、日米共通の課題となりつつある今、日本の教育現場にも多くの示唆を与えるレポートと言えるでしょう。

詳しくは「YouScience」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部海道

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