「もし資格を取っていたら今のキャリアはどうなっていただろう?」実に7割以上の転職者が、この思いを抱えている。ITスキルだけでは不十分な時代、この実態は何を示すのかを探る。
ITスキルだけでは不十分
最近、スキルアップ研究所が実施した調査結果から、転職市場で評価される人材の条件が明らかになった。調査によると、プログラミングやデータ分析といったITスキルが最も高く評価され、85%以上の人がこれらのスキルを持っていることで有利に働いたと答えた。
しかし、ここで注目したいのは「ポータブルスキル」と呼ばれる、対人能力やコミュニケーションスキルの重要性だ。ITスキルを持っていても、これらの対人スキルをアピールできない人は、転職市場で埋もれてしまう可能性が高い。
また、資格の有無や実務経験も、求人に対する評価を大きく左右する。特に、応募先の業務に関連した実務経験があり、求められる資格を持っている人は、高い評価を得やすいことが分かった。実際に、多くの人が「もっと早く資格を取得しておけばよかった」と振り返る始末だ。
今、転職市場では「スキルの見える化」が重要視され、単に資格を持っているだけではなく、それをどのように伝えられるかがカギを握る。この点が争点となり、転職成功の明暗を分ける要素となっている。
詳しくは「スキルアップ研究所」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部