「将来、会社に入らなくてもいいの?」そんな問いに答えるキャリア教育本が学研から登場。小学生でも理解できるマンガ形式で、“会社員以外”の働き方をリアルに描写。今、学校教育が“働き方のアップデート”を迫られている。
マンガで学ぶ「自分らしい働き方」──10人のリアルな生き方に迫る
2025年1月、学研ホールディングスのグループ会社Gakkenが刊行した『会社員以外の働き方』が注目を集めている。本書は、パティシエ、エンジニア、弁護士、医師、アナウンサーなど、小中学生に人気の10職種を、フリーランスという視点からマンガで解説。さらに「1日」「1か月」「1年」の過ごし方や収入・支出のリアルまで描き出す。
背景には、終身雇用の崩壊や副業・起業の拡大といった社会の変化がある。総務省によれば、フリーランスとして本業に従事する人は200万人、副業従事者は305万人に達する。
取材協力者には、宇賀なつみ氏(元キー局アナウンサー)や弁護士・丸山和也氏といった著名人も参加。彼らがどんな思いで“組織を離れたか”が語られ、子どもたちにとっての「幸せな働き方」とは何かを考えるきっかけを与える構成となっている。
この書籍は図書館・学校向けの教育資料としても活用が期待されており、Amazon・楽天ブックスなどでの購入も可能。テスト対策では教えられない、これからの“生き方教育”のスタンダードとして注目したい。
詳しくは「Gakken」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部海道