生成AIは技術職だけのものではない──Google Cloudが発表した「Generative AI Leader認定資格」は、非技術系の学習者を対象に、戦略的なAI理解と活用力を育てる新たな指針となる。無料講座と有料試験で構成され、ビジネスパーソンに必要なAIリテラシーを体系的に習得できる内容だ。
戦略としてAIを語るために──非技術者の「学び直し」モデル
Google Cloudは5月14日（米国時間）、ビジネスリーダーやマネージャー向けに「Google Cloud Generative AI Leader」という新資格を発表した。これまで技術者向けに偏っていたAI学習の対象を、非技術系にまで広げた点で画期的といえる。
この認定資格では、生成AIを活用した業務変革や組織マネジメントを中心に学ぶ。試験時間は90分、受験料は99ドル（約1万4500円）で、オンラインまたは会場受験が可能。資格の有効期間は3年間だ。
加えて、Googleはこの資格に対応した無料の学習プログラムも提供している。Google Cloud Skills Boost上で公開されており、動画・音声・体験型モジュールなど多様な学習スタイルが揃っている。
5つの学習コースは以下の通り：
- Beyond the chatbot：生成AIの誤解を超えて基礎を学ぶ
- Unlock foundational concepts：LLMやデータタイプなどの基本理解
- Navigate the Landscape：AIツールやエコシステムの全体像把握
- Transform Your Work：現場業務におけるAI導入の事例
- Transform Your Organization：組織レベルでのAI活用変革
これらは試験を受けなくても利用可能で、AIリテラシーの底上げとしても機能する。
詳しくは「Google Cloud」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部海道
