転職サービス「doda」を提供するパーソルキャリア株式会社が運営する匿名相談サービス「JobQ Town」による調査が発表されました。この調査では、社会人のリアルな声を集め、現代の働き方や価値観について深く掘り下げています。4月に注目を集めたトピックは、「叱られる経験」、「謝る際の弁解」、そして「髪型とセクハラ」。これらの結果から、時代背景が生む価値観のギャップが浮かび上がってきました。
調査結果によると、社会人の68.0%が仕事において叱られる経験は「必要」と回答しました。特に20代の100%が「必要」とし、これまでの働き方の変化を強く反映しています。リモートワークの普及により、対面でのフィードバックが減少したことが原因の一つと考えられます。
一方で、叱られる経験を「不要」と考える32.0%も存在し、特にパワハラや過度な指導への懸念が高まっています。職場環境の変化に伴い、叱ることの必要性や方法について賛否が分かっています。
謝る際の弁解については、80.0%が「必要」と回答しました。年代別では、40代が最も弁解の必要性を感じており、管理職世代の意見が反映されています。一方で、30代の60.0%が「不要」と考えており、これも職場内のコミュニケーションスタイルの変化を示しています。
謝罪の際に弁解が必要な理由としては、自分の背景や次回への改善策を伝えることで、より理解を得られる可能性が高いからです。しかし、あまりにもこの弁解を重視すると、逆効果になりかねないという意見もあります。
最後に、髪型の変化に言及することがセクハラか否かについての問いでは、77.0%が「セクハラだと思わない」と回答しています。特に、性別特有の問題と絡めたコミュニケーションの難しさを感じている人が多いことがわかりました。
髪型に触れることはコミュニケーションの一環と考える人もいますが、反対にその判断が微妙だと感じる人も多く、セクハラの境界線がますます曖昧になっていることを示しています。
この調査を通じて明らかになったのは、社会人たちの仕事観や価値観が大きく変化しているということです。特にコロナ禍以降の働き方の変化が、若い世代のニーズや感情に大きな影響を与えているのです。あなたはこの変化についてどう考えますか？
詳しくは「パーソルキャリア株式会社」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部海道
