パナソニック株式会社は、ドイツのIoT空調制御プラットフォーマーtado°社と資本業務提携契約を結びました。この提携により、パナソニックは暖房機器業界で初めて、IoT技術を活用した次世代空調システムの開発を加速します。具体的には、tado°社のスマートサーモスタットとパナソニックのヒートポンプ式温水給湯暖房機(A2W)の連携を図り、エネルギー消費の最適化を進めるようです。
新たな協業を通じて、両社のシステムが連動し、室温や設定温度、天候情報をリアルタイムで分析。これにより、A2Wが生成する温水の温度と水量を最適に調整し、従来よりも最大20%のエネルギー消費削減を目指すとしています。さらには、2025年9月までに更なる改善を図り、30%の削減を達成する予定です。
パナソニックは、環境意識の高い市場において、その持続可能な開発への取り組みを強化。2023年5月には、温室効果の低い自然冷媒R290を使用した製品を市場に投入するなど、さらなる進展を見せています。多くの家庭がガスや石油の暖房システムを依然として利用している中で、tado°社のIoT技術をもとにした提案は、多くの顧客に訴求することでしょう。
この提携は、快適な生活空間を実現すると同時に、持続可能な地球環境への貢献を確保するものと期待されています。
詳しくは「パナソニック」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部海道