近年、ECサイトは単なる商品購入の場から、様々な情報や体験を提供するプラットフォームへと進化しています。「商品の合わせ買い」に関する調査では、ECサイト内の多様なコンテンツが「セレンディピティな出会い」を創出する要因として重要視される結果が得られました。
調査によると、ECサイトでの購買行動を完結させる人が64.2%を占め、デジタル化が進む現代社会において多くの人がオンラインでの購入を選択していることが明らかになりました。さらに、ECサイトで商品を検討する派と店舗で購入を選ぶ派がそれぞれ30.0%を占め、オフラインとオンラインの融合が新たな購買モデルを形成する傾向が見られます。

「合わせ買い」をする際の合計金額については、5,000円〜1万円未満が41.2%を占める結果となりました。驚くべきことに、高額購入であっても店舗でなくECサイトを選ぶ人が多く、高額商品に対するオンライン利用の信頼感が高まっていることが伺えます。これは、ECサイトの利便性や使いやすさが顧客の購買意欲を高める要因と考えられます。

調査結果から、ECサイト内で目当て以外の商品も購入する傾向があることが読み取れました。男性は平均2.8個、女性は2.2個の目当て以外の商品を購入しており、多様なコンテンツが新たな発見につながっていることが分かります。このような「セレンディピティな出会い」は、ECサイトでのUI/UXやコンテンツの多様性に依存していると言えます。詳しくは「ZETA株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松