治験や臨床研究の分野で、文書管理の手法が大きく変わりつつあります。アガサ株式会社が提供するクラウドサービス『Agatha』が、その一翼を担っています。このサービスは、医療機関と製薬企業が治験関連文書を円滑に管理できるよう設計されており、導入医療機関数が2025年2月に1100件を超えたことが発表されました。国内の治験を実施する医療機関の約55%がこのサービスを利用し、治験の効率化と省力化を実現しています。
『Agatha』は、文書をクラウド上で保存・共有・管理することで、医療機関と製薬企業間のコミュニケーションを円滑にします。特に最近では、多くの医療機関が生成AIを導入することで、文書管理のさらなる効率化や自動化を進めています。2025年3月には、生成AIを活用した新機能が追加される予定で、文書の自動作成や自動アップロードが可能になる見込みです。この技術革新によって、治験に関わるすべての方々の業務が一層軽減されることが期待されています。
アガサ株式会社の代表、鎌倉千恵美氏は、導入医療機関数1100件の突破について感謝の意を表し、「一日でも早く患者さんにより良い治療法が届く未来」を目指していると述べています。また、同社は国内外の医療機関と製薬企業を結ぶ使いやすいプラットフォームの構築を目指しており、引き続き技術革新に努めていくとのことです。
詳しくはアガサ株式会社の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部 熊谷
