近年、持続可能な社会の実現が求められる中、引越し時に出る不要品を有効に活用する新たなサービスが登場しました。「宅配PASSTO」は、日本通運と株式会社ECOMMITの連携により、引越し時の不要品を簡単に次の人につなげる仕組みです。このサービスは、引越しに伴う資源の無駄を省き、社会全体の循環型経済へと貢献します。
「宅配PASSTO」では、引越しサービスを利用する人が使用する段ボールを活用し、不要品を送料ゼロで自宅から発送できます。回収される品物は、新たなリユースやリサイクルを通じて再流通され、97%を超えるリユース率を実現。これにより、廃棄物の削減はもちろん、CO2の排出量削減にも寄与します。

特に注目すべきは、この仕組みが引越しという日常のイベントにデジタルを取り入れ、顧客の行動を促進する点です。専用サイトでの集荷申し込みや、トレーサビリティシステムによる不要品の流れの可視化など、DXにより、利用者にとっての利便性が格段に向上しています。
この新しいサービスは、環境に配慮した選択を促しながら、持続可能な社会に向けた重要な一歩を提供しています。私たちも「宅配PASSTO」を利用して、次の人とのつながりを大切にし、循環型社会の実現をサポートしましょう。詳しくは「株式会社ECOMMIT」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部香田