職場において、苦手な上司がいるのと同様に、上司にも「苦手な部下」が存在します。人間関係は複雑であり、すべての部下とスムーズにコミュニケーションを見つけることは簡単ではありません。特に、上司が感じる部下の苦手な部分とはどのようなものなのでしょうか。
調査結果によると、83.3%の上司が「苦手な部下」がいると答えています。上司が苦手と感じる部下の特徴上位３つをランキング形式で紹介します。
1. 報連相をしない（16.3%）
上司が最も苦手と感じる部下の特徴は「報告・連絡・相談（報連相）をしないこと」です。部下が適切に情報を共有しないと、上司はその部下に対して信頼を失い、サポートが困難になります。多くの回答者が、「情報を共有せずに自己判断で行動するために、後で問題が発生する」と述べています。
2. 反抗的な態度をとる（12.2%）
次に多かった特徴は「反抗的な態度をとる」部下です。このような部下は、指示に従わずコミュニケーションが攻撃的になることが多く、上司にとってはストレスの原因となります。上司が適切な指示を出しても、それを無視されてしまうと業務が滞る可能性もあります。
3. 上司を馬鹿にしている（8.1%）
部下が上司を軽視する態度も上司にとっては大きなストレスです。馬鹿にするような態度や言動があると、信頼関係が築けず、コミュニケーションがさらに困難になります。多くの回答者は、特に男性上司がこの問題に悩まされることが多いとのことです。
多くの上司は、苦手と感じる部下との関係改善に努力しています。そのために行っていることとして、「積極的なコミュニケーション（40.4%）」が挙げられます。世間話を積極的にすること、部下との面談を増やすことが効果を上げているようです。また、上司が話しやすい雰囲気を作ることも重要です。
部下に対する苦手意識を抱く上司は多数存在しますが、それを改善するために努力している人も多いことがわかりました。苦手な部下を放置するのではなく、積極的にコミュニケーションを図り、関係を構築することが、より良い職場環境を作り出す秘訣といえるでしょう。詳しくは「株式会社R&G」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部小松
