目黒区は、地域の歴史と文化をより多くの人々に享受してもらうため、目黒区立めぐろ歴史資料館の貴重な資料をデジタル化し、「めぐろデジタルミュージアム」を公開しました。これにより、誰でもパソコンやスマートフォンを通じてアクセスできる新しい形のミュージアムが誕生しました。利用者は、膨大な情報や資料に手軽に触れ合うことができます。
多彩なオンラインコンテンツとして、めぐろ歴史資料館の目玉展示である新富士遺跡から出土した胎内洞穴遺構を3Dモデルで再現しました。このコンテンツでは、ユーザーが実際に洞穴の内部を「探検」するような没入感を味わえます。洞穴の奥に待ち受ける未知の何かを体感しながら、目黒の独自の歴史に触れることができるでしょう。

次に、360°VRを用いた館内ツアーが用意されています。このツアーでは、ユーザーがデジタル空間で館内を自由に移動し、どの角度からでも展示物を観察できます。実際の展示会場にいるかのような臨場感を楽しむことで、目黒歴史資料館の多様な魅力を再発見することができます。

デジタル資料集では、資料を「遺跡」「中世」「近世」「近代」「現代」「道具」といったテーマで検索できるほか、資料の分類やコンテンツタイプ(高精細・3Dなど)で絞り込むことも可能です。これにより、利用者は興味に応じた資料を簡単に見つけられ、深い学びの経験を得ることができます。詳しくは「目黒区教育委員会事務局生涯学習課」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松