まるで未来の窓口が現れたかのよう!港区では、海外からの訪問者や外国人住民のため、透明ディスプレイによる多言語サポートを開始し、円滑なコミュニケーションを実現しています。新たな技術を取り入れたこの取り組みは、多文化共生社会の構築に向けた重要なステップとなります。
区役所の窓口に設置された透明ディスプレイは、会話内容をリアルタイムで翻訳する機能を備えており、なんと約120言語に対応しています。このシステムにより、対面でのコミュニケーションが自然に行えるため、相手の表情を見ながら会話ができるのが大きな特徴です。
設置は2025年2月17日から始まっており、主に港区役所の1階総合案内と3階国際化・文化芸術担当窓口の2箇所に導入されています。これにより、訪れる地域社会の多様性を重視するとともに、より良いサポートを提供することが期待されています。
港区では既に、多文化共生社会に向けた様々な取り組みが行われており、令和6年度には多言語対応の三者通話サービスや多文化キッズコーディネーターを配置するなどの施策が実施されています。このような取り組みが進むことで、港区はますます国際性の高い地域としての魅力を増しています。
今後は観光部門とも連携し、この透明ディスプレイの活用を進めていく考えです。これにより、観光業との相乗効果を生み出し、さらなる地域の活性化を目指します。
この新しい試みは、地域の住民や訪問者にとって、より快適で便利な環境を提供するだけでなく、多様性を尊重する文化を育むことにつながるでしょう。港区は、これからも多言語対応のサービスを拡充、地域全体の国際化を推進していく方針です。
詳しくは「港区」の公式ページ。
レポート/DXマガジン編集部 熊谷