山形県朝日町で行われる実証実験では、AIを活用したカメラでクマやイノシシを高精度で検出し、農作物を守る新たな取り組みが注目されています。この実験によって、地域社会の安全が確保されることが期待されています。
本実証実験は、2024年10月28日から2024年12月12日の間、朝日町の農業を守るために行われるもので、株式会社デンソーとダイワ通信が共同で開発したAIスマートポールを使用します。この技術は、特定の害獣を高精度で検出し、リアルタイムで情報を管理センターに通知します。また、管理センターではこの情報をもとに迅速な対応を行い、地域住民に対しても通知が行われます。
一方、指定害獣を特定するだけではなく、人物の不審な行動も検知する防犯機能も搭載されています。この仕組みは、集落内の安全を高めるために重要です。農作物の保護を強化することで、農家が安心して作業できる環境が整います。AIによるデータの収集・解析は、今後の農業活動だけでなく、地域社会全体の発展に寄与するでしょう。
この取り組みが成功すれば、朝日町はAIを活用した新しい農業のモデルケースとなり、他の地域への展開や普及が期待されます。
朝日町の今回の実証実験は、住民の安全確保と農業の安定化を目的とした重要なプロジェクトです。AI技術を利用することで、地域における動物や不審者の監視を強化し、住みやすい環境づくりに寄与します。
詳しくは「株式会社デンソー」の公式ページまで。
レポート／DXマガジン編集部糸井
