ピクスタ株式会社は、機械学習の分野で使用できる「日本人画像1万点データセット」の販売を開始しました。このデータセットは、顔認証や人物検出をはじめとするAI開発を支援するもので、今までの1,000点セットに比べて10倍のボリュームとなります。特に、日本国内で撮影された屋内外の老若男女の日本人画像が含まれ、商用利用が可能で、撮影者からの許諾も取得済みです。
このデータセットは、セキュリティシステムや顔認証システムの開発を加速させることを目的としており、人物検出や顔認識の分野で活用されることを期待されています。具体的には、監視カメラ映像から特定の人物を検出・追跡するシステムや、入退室管理、スマートフォンロック解除などの顔認証・個人認証システムに利用される予定です。
また、価格は990,000円（税込）で、データは屋内外で撮影された全身、上半身の画像が揃い、AI開発に必要な高品質なデータを提供しています。さらに、アノテーション（データへのラベル付け）も有料で承っており、必要に応じたカスタマイズが可能です。
「日本人画像1万点データセット」の提供背景には、日本のAI開発市場でAI開発を加速させるため、予算に見合った価格で大量のデータを提供したいという想いがあります。このデータセットは、PoC（Proof of Concept）の段階から進めにくいAI開発の現状を改善し、日本国内企業のAI開発スピードを加速することが目的です。
さらに、ピクスタは「機械学習用画像・動画データ提供サービス」を提供しており、これによりAI開発者は、豊富な日本人画像ライブラリとともに高度なアノテーション技術を活用することができます。AI開発を支援するために、ピクスタは新規撮影にも対応し、学習要件に合わせたデータを提供することも可能です。
レポート／DXマガジン編集部折川
